30 プリウス HVバッテリー交換
ハイブリットシステムのエラーで、エンジンがかかりっぱなしになるも走行は出来ると言った症状で電話を頂きました。
診断機で見ると案の定HVバッテリーの異常でした。
セル間の電圧差が規定値を超えたため、異常を知らせると共に、セーフティモードとして、ハイブリットシステムを使わないようにした模様。
エラーをリセットするととりあえず正常に戻りました。
その後試運転をしてみましたが、とりあえずエラーは出ない。
診断機で詳しく見ると電圧差はそこまで無いように見える。
このまま様子見でも良いし、そのうちまたエラーが出るだろうしHVバッテリーを替えてしまった方がいいとは思うがお金がかかる。
距離も17万キロ走ってるのでHVバッテリーはもった方だと思う。
見積もりして相談の結果、リビルド品を使って交換になりました。
20系で1回、30系で1回交換の経験が有りますので、3例目です。
本当は絶縁工具を使うべきなのですが、さすがに使う頻度を考えると買えない。
一応絶縁手袋は付けて作業します。
このバッテリーは1セル7.2vで28セル、約200vになります。
ただし、直流なので、交流や動力に比べれは安全だったはず。
交流は直流の4倍危険って聞いた気がします。動力はさらにヤバいってのも聞いた気がする。
家庭用100v交流でビリッとやってしまったことが何度かありますが、その際はビリッと痛みは有りましたが死ぬような事も無さそうですし、4倍説が正しいとすれば交流50vクラスで家庭用の半分って考えると試す気は無いですか仮にビリッと来て痛いかもしれませんが、健康で濡れてたりしなければ死ぬようなことは無いんじゃ無いかな?とか思ってます(あくまで個人的な素人見解ですので的外れかも知れません)。
とは言えビビりなので最低限の装備として絶縁手袋をします(低電圧の講習時に貰ったやつで古いので絶縁性に難アリのような気がしますが・・・・・・)。
内張りをサクサクッとバラしてサービスプラグを外してしばらく放置。
オレンジ色のサービスプラグを外すと、バッテリー内のセル間の回路が断線状態になるので、出力ゼロになります。
後はバッテリー本体のカバーや配線、付属装置類をサクサクばらしてバッテリー本体の入れ替えは重いのと幅がギリギリで傷を付けやすいので出来れば二人がかりでやりたいところですが、生憎と1人なので養生して入れ替えました。
その後、試運転をし、テスターでデータモニターして問題がなさそうなので納車しました。
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