ジムニー JB23W AT 走行不能 修理
エンジンは問題無いのにどこにシフトしても前にも後ろにも動かないといった症状のジムニーがやって来ました。
付き合いのある車屋が、下取りした車です。
安く治して売りたいのだとか。
手放したお客様は、どこぞの車屋でミッション載せ替えで15万~20万かかるから買い換えた方がいいとか言われたとか。
確かにミッション載せ替えのが楽なんだけどそこまでかからないと思う。
とりあえず、症状からATの故障なので、点検すると、ソレノイド系は電気的に切り替わってるようなのでひとまず置いておいて、油圧が低いので、フィルターストレーナーの詰まりは間違いないだろうって事でとりあえずストレーナーとATFを交換して見ました。
ソレノイドバルブは4つある中、3つはオイルパンを開けると見えるので、点検すると問題無し、リコールの追加ステーもついてました。
案の定鉄粉が酷いので念入りにお掃除、磁石も丁寧に拭います。
組み上げて点検すると、今度は全身側はシフトして10~20秒程のタイムラグの後ギヤが入り、バックは30秒程かけてじわじわ〜とギヤが繋がる感じ、走り出すとエンブレでギヤがロックするような感じでエンストしそうになるし、恐らくバルブボディ上面に付いているソレノイドバルブが原因の様なので、再びオイルパンを開け、バルブボディを外してみると、ソレノイドバルブのステーがポキッと折れてました。
ソレノイドバルブを交換して組み付けると絶好調になりました。
結果、ATF、ストレーナーフィルター、パッキン、ソレノイドバルブ1個の交換で済みましたのでリーズナブル。
どこぞの車屋で中古車として並ぶことになりました。
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